米国・テキサス州からメキシコ原産の大型の常緑多年草。国内には、明治12年に繊維原料植物として導入された。アオノリュウゼツランはリュウゼツランの一種。リュウゼツランは葉に黄色の斑が入るが、アオノリュウゼツランは斑が入らない。葉は多肉質で灰白色、根際から叢生し、葉身は長さ1-2m、幅30cmの線状披針形、縁に約1cmの硬い刺がつく。数十年に一度開花し、4-5月に長さ4-8mの花茎を直立し、6-7月に淡黄色の筒形の花を円錐状につける。雄しべは6個、葯は黄色。開花後には枯死する1回結実性植物。果実は長さ4-8cmの長楕円形の刮ハ、種子は長さ6-8mmの黒色で光沢がある。公園などで観賞用に植栽される。繁殖力が旺盛で小笠原、奄美、沖縄諸島で帰化している。
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