東アジア原産の常緑性の多年草。低地の常緑樹林下に生える。名前の由来は、サトイモに似るが、食用にならないことから。高さは1mに達する。根茎は棒状で、葉痕が輪状に残る。葉は鮮緑色、葉柄は長さ60-120cm、葉身は長さ40-60cmの広卵形、基部は心形、先は尖る。葉脈は9-13対。5-8月に花をつける。仏炎苞は緑色で筒部は長さ4-8cm、舷部は長さ約10cm 。果実は球形の液果、赤色に熟す。毒性(シュウ酸カルシウム)があり、切り口に触ると皮膚炎、摂食すると嘔吐、下痢を起こす。観葉植物として利用される。
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