サクラは、バラ科サクラ亜科サクラ属の総称。ユーラシアと北アメリカに数十種、国内には9種が自生する。観賞用や果樹目的で植栽され、数多くの栽培品種がある。葉の転回前に開花するカンヒザクラ群、葉の転回する少し前に開花するマメザクラ群、葉の転回と同時に開花するヤマザクラ群、葉の転回後に開花するミヤマザクラ群、これら野生種から作出された200品種を超えるサトザクラ群がある。落葉低木から高木。葉は互生し、単葉、鋸歯、托葉がある。散形花序に1-10個の花をつける。花弁の色は白、淡紅、赤、緑色のものがある。花弁の数により、5個のものは一重、6-9個のものは半八重、10個以上の花弁を持つものは八重と呼ばれる。天然でも種間雑種をつくることが多く、種の同定は容易ではない。
|