九州(鹿児島、長崎県男女群島)から沖縄の海岸近くに自生するつる性の半低木。名前は、浜に生え、ヤブのようになることから、サルも逃げることができないだろうという意。茎には刺はほとんどない。葉は光沢があり、互生、葉身は長さ6-10cmの卵形。裏面は白色。雌雄別株。2-4月に葉腋から散形花序をだし、小さな淡黄の花を多数つける。花被片は長さ5mmで6個、ほとんど反り返らない。雄しべは6個。果実は径8mmの球形の液果で5-6月に黒く熟す。仲間のサルトリイバラには茎に棘がつくが、ハマサルトリイバラには棘がほとんどないのが特徴。
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