渓谷の湿った場所などでみられる多年草。名前の由来は、はっきりしないが、奄美大島の有盛古墳の近くで発見されたことに因むという説がある。茎の断面は4角形、直立または斜上し、高さは20-60cm。葉は対生し、葉柄は長さ3-13mm、葉身は長さ3-10cmの長楕円形から卵形、縁は全縁、先は尖る。10-12月に、茎頂に長さ5-15cmの総状または円錐花序をだし、径約1cmの白色の花をまばらにつける。花冠は広鐘形で5中裂する、下唇の基部に紫色の斑点がある。雄しべは2個。果実は長さ1.2-1.5cmの刮ハ、種子は長さ2-4mmで2-4個入る。
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