山野に生えるつる性の多年草。茎は初めは直立するが、後に他のものにからみつき、長さは50-150cm。葉は薄く、互生、葉柄は長さ1.5-4.5cm、葉身は長さ6-20cmの卵形から長楕円形、先が急に尖る。葉柄の基部の托葉が巻ひげになる。雌雄別株。5-6月に葉腋に散形花序をだし、小さな黄緑色の花を15-20個つける。花柄は長さ3-9cm、花被片は長さ4-5mmで6個、平開する。雄しべは6個。果実は径6-7mmの球形の液果で黒く熟し、白粉を帯びる。若芽は山菜として茹でておひたしや天ぷらなどで食用にする。よく似る仲間のシオデより花期が早く、葉の裏面は白粉をおびる。