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山地に生える落葉高木。名前の由来は、枝を切り水につけると水が青くなることによる。高さは5-15m、径は50cmに達する。樹皮は平滑で灰褐色。地衣類が付着し灰白色から灰緑色の斑紋がある。枝や花序にほとんど毛がない。葉は対生し、長さ10 -15cmの奇数羽状複葉、1-3対の小葉は長さ4-10cmの長楕円形、縁に波状の鋸歯があり、先は尖り、基部は楔形。秋に黄葉する。雌雄別株。4-5月に枝先や葉腋に長さ5-15cmの円錐花序をだし、小さな白色の花を多数つける。花冠は4全裂し、裂片は長さ6-7mmの線形、雄しべは2個。果実は長さ2-3cmの倒披針形の翼果、10-11月に赤く熟す。材は堅く粘りがあり野球のバットやテニスのラケットなどで利用される。よく似るマルバアオダモとの見分けは、マルバアオダモは葉の縁に鋸歯がないが、アオダモには波状の鋸歯がある。
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