山地の林縁などに生育するつる性の落葉木本。名前の由来は、チョウセン(朝鮮)は江戸時代に日本に自生がないとされ朝鮮から種子を輸入していたから(実際には長野・山梨県などに自生する)、ゴミシ(五味子)は果実の皮に甘味、果肉に酸味、種に辛味・酸味があり、全体で塩味の五つの味があることから。葉は互生し、葉柄は長さ2-4cm、葉身は長さ5-10cmの長卵形から倒卵形、先は尖り、縁に鋸歯がある。雌雄別株。5-7月に葉腋に径約1cmの芳香のある淡黄色の花をつける。花被片は6-9個。果実は径約8mmの液果で9-11月に赤く熟す。滋養強壮の薬効があり薬用酒で利用される。
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