中国原産の落葉高木。名前の由来は、中国原産でハゼノキの代わりに種子からロウソクや石鹸のロウ(蝋)を採ったことからとされる。高さは5-15m、径は35cmに達する。樹皮は灰褐色、初め平滑で後に縦に裂ける。葉は革質、互生、葉柄は長さ2-8cm、葉身は長さ4-8cmの三角状広卵形、基部は切形、全縁、先は尾状に尖る。雌雄同株。6-7月に枝先に長さ5-20cmの総状花序をだし、小さな黄色の花を多数つける。花序の上部に雄花を多数つけ、下部に雌花を1-3個つけるかまたはつかない。果実は径約1cmの扁球形の刮ハ、白色の蝋質の仮種皮が全体を包み、10-11月に熟す。秋に美しく紅葉する。樹液や種子の油がつくと皮膚炎を起こす。庭木や公園樹などで植栽される。
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