暖地の山地に生育する常緑小高木。名前の由来には、葉を年中青々と繁らせることからサカキ(栄樹)となったする説がある。高さは4-10m。葉は2列互生し、有柄、葉身は長さ5-10cmの楕円形から広披針形、縁は全縁。6-7月に側枝の基部の葉腋に1-2cmの白色の花を下向きに1-4個束生する。萼片は5個、花弁は5個、雄しべ多数。花色は白から黄色に変わる。果実は径7-8mmの球形の液果、11-12月に黒く熟す。種子は多数入る。枝葉は神事に使われ神棚にも捧げられる。神社によく植えられ、庭木や生垣などで利用される。
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