エチオピア原産の常緑小高木。赤道近くの標高の高い山の斜面で栽培されている。高さは2-6m。葉は光沢があり革質、対生、葉柄は長さ8-15mm、葉身は長さ5-15cmの楕円形、縁は波状。5-6月に葉腋に集散花序をだし、径約3cmの芳香のあるジャスミンに似た花を1-5個つける。花冠は白色の漏斗形で5裂し、雄しべは5個。花色は白から黄色に変化する。果実は長さ1-1.5cmの核果、緑から赤、紫色に変化する。種子が2個あり、コーヒー豆と呼ばれる。コーヒーノキにはアラビカ種、ロブスタ種、リベリカ種などがあり、アラビカ種は高品質でコーヒー生産の75-80パーセントを占めている。生産量の世界一はブラジル。鉢植えなどで観葉植物として栽培される。
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