ユーラシア原産の越年草。名前は、1875年の日本植物目録にフランス人植物学者フランシェ(Franchet)とサバチェSavatier)による長崎での採集の記録があり、両名の名前をとって命名された。全国の畑や道端などに生える帰化植物。全体に軟毛がつき、茎は基部で分岐し、横に広がり、先端でやや直立する。高さは10-40cm。葉は下部で対生、他は互生、短柄、葉身は長さ7-10mmの広楕円形、縁に大きな鋸歯がある。3-5月に葉腋に小さな淡青紫色の花を単生する。花冠は皿形で4裂し、萼とほぼ同じ長さ。雄しべは2個。果実は径2-3mmの球形の刮ハ。
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