バオバブノキはアフリカ、マダガスカル、オーストラリアに10種分布する。落葉高木。属名は、アフリカのバオバブ(A. digitata)を報告した18世紀のフランス人自然学者ミシェル・アダンソン(Michel Adanson)の名に因む。樹形は種類により異なるが、アフリカに自生するディギタタ(A. digitata)の幹は直径6-10mの徳利のように肥大する。葉腋から20-40cmの大きさの白色の花をひとつ下向きに垂れ下げる。果肉や種子は食用に、若葉は野菜、樹皮は繊維として利用される。年輪がないために樹齢は不明だが数百年の古木があるといわれる。
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