バラ科バラ属の総称。紀元前より薬用や香料として栽培されてきた。属名(Rosa)は、ケルト語のrhodd(赤色)が語源。バラ(薔薇)はイバラが転訛したもの。北半球の温帯地域のノイバラやコウシンバラなどの8種の原種を交配し数多くの園芸品種がある。四季咲きの大輪系、四季咲きの中輪房咲系、ミニバラ、つるバラ系に分類される。花色は赤色・白色・淡紅色・黄色・橙・淡紫色など。花形は八重咲きが多い。葉や茎に鋭いトゲ(刺)があるものが多い。春バラは花が大きく5月中旬から6月頃、秋バラは香りがよく花色が鮮やかで10月中旬から11月頃が見頃になる。庭木、公園樹、鉢植えや切り花などで利用される。
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