山地の林縁や草地に自生するつる性の多年草。名前の由来は、アイヌ語の「神の脚」の意で、太い根をもつことに因む。属名はギリシャ語のcyno(犬)とanchein(殺す)が語源で、犬を殺すことができる毒性があることに因む。葉は対生し、有柄、葉身は5-15cmの心形、先が尖り、縁は全縁。7-8月に葉腋から伸びた長い花柄の先に散形花序をだし、小さな白色の花を多数つける。花冠は5深裂し、裂片は反り返る。根には利尿作用などの薬効があるが、全草にシナンコゲニンを含む有毒植物で誤食すると嘔吐・下痢を起こすことがある。
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