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地中海沿岸から南北アメリカの乾燥した牧草地や海岸沿いの草地に分布する一年草または多年草。国内には、明治時代に導入された。属名(Lupinus)は、lupus(狼)が語源で、この植物が肥沃な土地を破壊することによる。ルピナス属は約300種が分布する。花が下から咲き上がることからノボリフジの別名がある。高さは50-150cm。葉は互生し、掌状複葉、小葉は披針形で5-10個つく。4-6月に茎頂に総状花序をだし、約2cmの白・淡紅・紫・黄色の蝶形の花を多数つける。ラッセルルピナス、キバナルピナス、カサバルピナスなどが栽培される。花壇や鉢植えなどで利用される。全草にルピニンを含む有毒植物で誤食すると呼吸困難・昏睡を起こす。
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