ヨーロッパ、西アジア、北アフリカ原産の多年草。国内には、明治時代初期に牧草として導入され、現在は、荒れ地や道端に自生する帰化植物。名前の由来は、草姿がシロツメクサに似ており、花が赤色であることから。ツメクサ(詰草)の由来は、オランダからのガラス品の運搬にクッションとしてこの草を詰めたことから。茎は直立し、上部でまばらに分枝し、高さは20-60cm。葉は互生、3小葉、葉柄は長さ1-3cm、小葉の葉身は長さ2-3cmの長楕円形から卵形、淡緑色のV字の白色の斑が入る。4-11月に葉腋に径2-4cmの球状の花序をだし、小さな紅紫色の花を球状に多数密につける。花茎は短く、花のすぐ下に葉がつく。果実は長さ3mmの卵円形の豆果、種子は1個入る。白花のものはシロバナアカツメクサ(セッカツメクサ)(f. albifolum)と呼ばれる。
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