九州南部から東アジアに分布する多年草。ハーブの一種。名前は漢名の月桃の音読み。数十個の白い花を房状に垂れ下げる。唇弁の縁は黄色で中央に紅色の縞がある。全体に芳香がある。沖縄では旧暦の12月8日にムーチー(鬼餅)と呼ばれる餅をゲットウの葉で巻いて蒸したものを神仏に供え、健康を祈願する。茎はロープやマットなどの材として、種子は乾燥させて健康茶として、葉から抽出した精油は緊張を和らげアロマオイルとして使用する。仲間に、葉に乳白色の斑がはいるフイリゲットウ(A. sanderae)や淡黄色の斑が入るキフゲットウ(cv. Variegata 最後の写真)がある。
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