コトネアスターは温帯アジア、ヨーロッパ、北アフリカに50-70種が分布する。国内には、明治初期に導入された常緑/落葉低木。属名(Cotoneaster)は、古いラテン語のcotone(マルメロ)とaster(似るもの)が語源。枝はよく分枝し横に広がり、高さは20-200cm。葉は光沢があり革質、互生、葉身は長さ2-4cmの長楕円形、縁は全縁。5-6月に枝先または葉腋に径約3cmの散房花序をだし、小さな白色の花をつける。萼片は5個、花弁は5個、雄しべは10-20個。果実はナシ状果、秋に赤色から橙色に熟す。ピラカンサに似るがトゲはない。垣根や盆栽で植栽される。
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