朝鮮半島原産の落葉低木。国内には、昭和初期に導入された。名前は、果実の周囲に大きな翼が発達し、その形をうちわに見立てた。花色が白色で、形がレンギョウによく似ることからシロレンギョウの別名がある。属名(Abeliophyllum)は、Abelio(アベリア)とphyllon(葉)が語源で、葉の形がアベリアに似ることによる。枝はアーチ状で、高さは1-2m。葉は対生し、葉身は長さ2-5cmの楕円形から卵形。雌雄別株。3-4月に葉が出る前に、径約2cmのほのかな香りのある白色の花を総状につける。花冠は4裂し、雄しべは2個、雌しべは1個。果実は扁平な翼果。
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