アフリカ北東部原産とされる一年草。かつて国内で広く栽培され、西日本を中心に野生化している。種から採取される油はヒマシ油(蓖麻子油)で石鹸・塗料・各種工業原料や下剤で利用される。種子はリシンを含み誤食すると嘔吐・下痢を起こす。茎は直立し、高さは2-4m。葉は互生し、葉柄は長さ15-45cm、葉身は径20-30cmで掌状に5-11浅裂、縁に鋸歯がある。茎頂や葉腋に穂状花序をだし、基部に黄色の雄しべの雄花、先に赤色の柱頭がある雌花をつける。果実は径2-3cmの球形のとげのある刮ハ、種子は楕円形で光沢があり3個入る。
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