トウガラシは、コロンブスが新大陸発見とともにスペインに持ち帰り、ヨーロッパに広まった。国内には、16世紀から17世紀に中国や朝鮮から持ち込まれたとされる。属名(Capsium)は、ラテン語のcapsa(袋)が語源で、果実の形による。茎は分枝し、高さは20-60cm。葉は互生し、葉身は長さ4-10cmの披針形から長楕円形、縁は全縁、先は尖る。7-10月に葉腋に径1-2cmの白色の5弁花をつける。果実は紅・黄・赤・橙・紫色などがある。香辛料や野菜として食用にしたり、鑑賞用に花壇や鉢植えなどで利用される。
|