三浦半島以西の太平洋岸に点々と自生地があり、海岸や河口の砂泥地に生育する落葉低木。日本に自生するハイビスカスの仲間。名前は、浜辺に生えるホオノキ(朴の木)の意。高さは1-3m。葉は互生し、葉柄は長さ1-2cm、葉身は径4-8cmの円形または広卵形、先が尖り、縁に細かな鋸歯がある。表面は星状毛が散生し、裏面は灰色の星状毛が密生する。托葉は長さ約1cmの卵形。7-8月に枝先の葉腋に径約7cmの黄色の5弁花をつける。一日花。実生約3年で開花する。果実は長さ4-5cmの卵形の刮ハ、10-11月に果実が熟す。防風林や庭木などで植栽される。
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