草地・ヤブ陰・道端などに生える越年草。名前の由来は、実が体に付着する様をシラミがつく様子に見立てた。茎は直立し、分枝し、高さは30-80cm。葉は互生し、長さは5-10cmの1-2回羽状複葉、小葉は披針形で細かく切れ込む。5-7月に枝先に複散形花序をだし、花柄は4-10個、小さな白色の5弁花を数個-10個つける。花弁の先は二つに切れ込む。果実は長さ2-3mmの褐色で小さくカギ状の刺毛が密生する(ひっつき虫)。若葉は食用になり、果実は強壮に効能がある。よく似る仲間にオヤブジラミがあり、オヤブジラミの花期は4-5月で花柄が2-4個と少ない。
|