原野、荒れ地や道端などに自生する多年草。別名のバベンソウは、細長く伸びる花茎が馬の鞭に似ることによる。茎や葉には細毛がある。茎は4稜あり、直立し、上部で枝分かれし、高さは30-100cm。葉は対生し、葉身は長さ3-10cmの楕円形から披針形、羽状中裂から深裂する。6-9月に、枝先に長さ10-30cmの細長い穂状花序をだし、小さな淡紅紫色の花をつける。花冠は先が5裂、平開、雄しべは4個。果実は4個の分果からなり、分果は長さ約1.5mm。薬用ハーブで花や葉を使ったハーブティーは頭痛、発熱に、葉の汁は皮膚病に効く。
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