北アフリカ、バルカン半島からコーカサス地方原産の一年草または多年草。国内には、明治時代に導入された。名前の由来は、夏に白い小菊に似た花をつけることによる。薬用ハーブとしてフィーバーヒュー、観賞用に旧属名のマトリカリアの名前で呼ばれる。茎は直立し、高さは30-80cm。葉は互生し、葉柄は長さ2.5-8cm、葉身は長さ2-6cmの卵状楕円形で羽状深裂する。5-8月に茎頂に散房花序をだし、径約2cmの芳香のある頭花を数個つける。舌状花は白色で10-20個。花は一重と八重咲きがある。葉は鎮静作用や虫さされに効果がある。花壇などで利用される。
|