中国原産の半落葉低木。国内には、江戸時代に導入された。名前の由来は、唐・長安の宮殿・未央宮(びおうきゅう)に因み、白楽天が楊貴妃の美しさを未央の柳と詠み、この植物の姿形に例えたものとされる。よく分枝し株立ちになり、高さは50-150cm。葉は十字に対生し、葉身は長さ4-10cmの長楕円形から倒披針形。6-7月に今年枝の枝先に径約6cmの黄色の5弁花を集散状につける。長い雄しべが25-40個ずつ5個の束になりよく目立つ。果実は長さ6-10mmの広卵形の刮ハ。庭園や公園などに植栽される。よく似る、ヒペリカムカリシナムとの見分け方は、ビョウヤナギのほうが高さが高く、葉が細長い。
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