山野に自生する常緑高木。名前の由来は、紫色の枝や葉柄をクロガネ（黒鉄）に例え、樹皮から鳥もちが採れることから。葉は革質で光沢があり、互生、葉身は6-10cmの楕円形、縁は全縁、先が尖る。雌雄別株。5-6月に、新枝の葉腋に散形花序をだし、小さな淡紫色の花を2-7個つける。果実は6mm程の球形の核果で11-1月に果実が赤く熟す。「クロガネモチ」と「金持ち」の語呂合わせで縁起の良い木として人気がある。木の皮は染料になり、庭木や公園樹で植栽される。