日当たりの良い山地の湿り気のある場所に自生する落葉小高木。名前の由来は、ソミ(染み)の転訛で樹皮を煮出し黄色い染料を採取したことからという説、実が酸っぱいので酢実となったとうい説がある。葉は互生し、葉身は4-8cmの楕円形、3-5裂または不分裂、先は尖り、縁に鋸歯がある。4-6月に、枝先に散形花序をだし、3cm程の白色の5弁花を数個つける。果実は1cm程の球形のナシ状果で9-10月に赤く熟す。黄色に熟す品種はキミズミ(黄実酢実)と呼ばれる。庭木や公園樹などで植栽される。材はかたく櫛や器具材などで利用される。
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