地中海沿岸地方原産の球根草。属名(Scilla)は、ギリシア語のskyllein(害になる)が語源で、鱗茎が有毒であることから。英名には、キューバ(Cuban lily)やペルー(Hyacinth of Peru)の名前がつくが、原産地は地中海沿岸であり、この植物の球根が、世界中に運ばれたことによる。球根は白色で径は6-8cm。高さは10-40cm。葉は長さ20-60cmの披針形。4-6月に花茎の先に総状花序をだし、径1-2cmの紫、青や白色の花を傘状に密につける。花被片は6個、雄しべは6個。果実は刮ハ。花壇などで利用される。
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