山地や原野などに自生する落葉低木。メギ属は熱帯から温帯にかけ数百種が分布する。名前の由来は、葉や幹を煎じて、目薬にしたことから。葉が変化した鋭いトゲがあるために、コトリトマラズの別名がある。高さは1-2m。葉は互生し、葉身は長さ1-5cmの倒卵形から楕円形、鈍頭、全縁。4-5月に短枝の先に総状花序をだし、径5-10mmの黄色の花を下向きに2-4個つける。花弁と萼片は6個。雄しべは6個。果実は長さ7-10mmの楕円形の液果で10-11月に赤く熟す。園芸品種には銅葉のものがある。庭園樹や生垣などで植栽される。
|