北半球の温帯地域に250-300種の原種が分布し、国内には25種の原種が分布するつる性の宿根草または木本。属名のクレマチスはギリシア語のklema(つる)が語源。葉は3出複葉か2回3出複葉。花の大きさは5-15cmで花弁はなく、萼片が6-8個つく。花色は白、青、紫、淡紅、赤、黄色。19世紀以降、ヨーロッパで栽培が本格化され現在では2千種を超える園芸品種がある。ツルが鉄線のように柱にまきつくことからテッセン(鉄線)、花が風車のように見えることからカザグルマ(風車)と呼ばれる。有毒植物で葉や茎を切るとでる汁液がつくと皮膚炎を起こす。花壇、鉢植え、切り花などで利用される。
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