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林縁や山地の道端などに自生する落葉低木。名前の由来は、果実にタンニンが含まれ粉末にしたものを黒色の染料としてブシ(五倍子)の代用にしたことから。高さは2-5m。樹皮はやや光沢があり褐色。葉は互生し、葉柄は長さ1-3cm、葉身は長さ6-14cm、幅3-7cmの卵形から長楕円形、先が尾状に伸び、縁に鋸歯がある。側脈は5-7対、サクラ属の葉によく似る。雌雄別株。3-4月、葉がでる前に、前年枝の葉腋から長さ4-10cmの総状花序を下垂し、小さな淡黄色の花を多数つける。萼片は4個、花弁は4個、雄しべは8個。果実は径7-12mmの広楕円形または球形の液果、9-10月に緑色から黄褐色に熟す。変異が多く、ハチジョウキブシ(八丈木五倍子)、エノシマキブシ(江ノ島木五倍子)、ナンバンキブシ (南蛮木五倍子)などがある。
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