川岸の岩場などに生える落葉低木。名前の由来は、花の咲く様子をユキ(雪)に、葉をヤナギ(柳)に見立てた。高さは1-2m。幹は株立ちし、枝は細く弓なりになる。葉は互生し、葉柄は長さ1-2mm、葉身は長さ2-5cmの線状披針形、縁に鋸歯があり、先は尖り、基部は楔形。3-5月に散形花序を多数つけ、小さな白色の5弁花を数個つける。果実は袋果、10月頃に熟す。庭木や公園樹などで植栽される。園芸品種には新葉が黄緑色のオウゴン(cv. Ogon)や花色が淡紅色のピンクユキヤナギ(cv. Fujino Pink)などがある。
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