オーストラリア東部からタスマニアに分布するつる性の木本。属名(Hardenbergia)は、19世紀のオーストリアの植物学の後援者であったフランツィスカ、フォン・ハルデンベルク伯爵夫人(Franziska,Countess von Hardenberg)の名前に因む。小型のフジ(藤)のように見えることからコマチフジ(小町藤)の別名がある。葉は革質で、互生、単葉または3小葉、小葉は長さ3-10cmの披針形から卵形。3-5月に総状花序を下に垂れ、約1cmの紫、淡紅、白色の蝶形の花を多数つける。庭植えや鉢植えなどで利用される。
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