関東以西で育つ早咲きサクラ。名前は寒中に咲く緋色のサクラ(桜)の意。葉は互生し、葉身は8-13cmの楕円形、縁に鋸歯があり、先が尾状に尖る。1-3月に葉が出る前に2cm程の紅色の釣鐘形の花を下向きにつける。果実は核果で5-6月に赤く熟す。沖縄で桜といえばカンヒザクラのことで、桜前線は北から南へ移動する。沖縄本島北部の八重岳が有名。4月に果実が紅紫色に熟す。材は装飾用木工材として利用される。庭木、公園樹、街路樹で植栽される。花弁が平開し、花色が淡紅色のものはリュウキュウカンヒザクラ(cv. Ryukyu-hizakura)と呼ばれる。
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