中国原産で室町時代に導入された常緑低木。名前の由来は、強い芳香がありこの花の香りをジンコウ(沈香)とチョウジコウ(丁字香)に例えた。葉は枝先に集まってつき、革質、互生、葉身は4-10cmの長楕円形、縁は全縁。雌雄別株。2-4月に枝先に小さな淡紅色の花を手まり状につける。花びらに見えるのは筒状の萼が4裂したもので花弁はない。葉に斑が入る品種がある。国内で植栽されているものほとんどが雄株である。庭木などで植裁される。花色が白色のものはシロバナジンチョウゲ(f. alba)と呼ばれる。クチナシやキンモクセイとともに「三大芳香花」と呼ばれる。
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