ヨーロッパ東南部から中近東に分布し明治時代中期に導入された球根草。ラナンキュラスの語源はラテン語のrana(カエル)で、葉の形がカエルの足に似ることや、カエルのように湿った場所を好むことから。13世紀半ばに、十字軍遠征の際に中東からルイ9世が母親のために持ち帰ったとされる。葉は2-3回3出複葉。春に塊根から複数の花茎を伸ばし、茎頂に10cm程の花をつける。花色は白、赤、橙、紫、淡紅、黄色など、一重、半八重、八重咲きなど数多くの園芸品種がある。花壇・鉢植え・切り花などで利用される。全草にプロトアネモニンを含む有毒植物で汁液がつくと皮膚炎を起こす。
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