日当たりの良い林縁の石灰岩質土壌に自生する球根草。スプリング・エフェメラル(春植物)のひとつ。名前の由来は、旧暦の節分(3月中旬)のころに花を咲かせることから。属名のEranthisはギリシア語のer(春)とanthos(花)が語源。根生葉は5-10cmで3全裂し、裂片がさらに細裂する。茎葉は長さ2-3cm、幅3-5cmで深く羽状に切れ込む。2-3月に花茎の先に2cm程の白色の花を1個つける。5枚の花びらは萼片で、花弁は退化し中央の黄色の部分。埼玉県・小鹿野町の「堂上の節分草自生地」の大群落が有名。
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