地中海沿岸地方原産のつる性の一年草または多年草。国内には、江戸時代末期に導入された。名前の由来は、花に甘い香りがすることから。観賞用に栽培され品種により一年草と多年草(宿根)がある。茎には翼があり、よく分枝し、高さは50-200cm。葉は対生し、葉身は長さ3-10cmの卵形から楕円形、全縁。一年草の花期は、2月から6月、多年草は6月から10月。径2-4cmの芳香のある蝶形花を総状に1-4個つける。果実は長さ5-7cmの線形の豆果。花壇や切り花などで利用される。全草が有毒で誤食すると頭痛・神経系の麻痺を起こす。
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