中国原産の落葉低木。国内には、慶長年間(1597-1615年)に導入された。名前の由来は、枝がミツマタ(三叉)に分枝していることによる。高さは1-2.5m、樹形は半球形。葉は互生し、葉身は長さ9-20cmの長楕円形または被針形、先は尖り、縁は全縁。秋に今年枝の上部の葉腋につぼみをつける。2-4月の葉がでる前に、2-4月に枝先に下向きに頭状花序をだし、小さな花を数十個つける。花弁はなくガク(萼)は筒形で4裂する。有毒植物で樹液に触れると皮膚炎を起こすことがある。樹皮の繊維を和紙の原料として利用される。観賞用に庭木として植栽される。赤色の花をつける園芸種はベニバナミツマタ(紅花三椏)またはアカバナミツマタ(赤花三椏)と呼ばれる
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