中国原産で平安時代に導入されたとされる落葉低木。名前の由来は、ボケの果実がウリ(瓜)に似ることから中国名でモッカ(木瓜)の名があり、これが転訛しボケになったとされる。葉は互生し、葉身は4-8cmの長楕円形、縁に鋸歯がある。小枝には刺がある。葉がでる前に花をつけ、花色は紅、淡紅、橙、白色など、花形は一重咲、八重咲の多数の園芸品種がある。果実は10cm程のナシ状果で7-8月に黄色に熟し、果実酒などで利用される。11-12月に咲く寒咲きものはヒボケ(別名:カンボケ)と呼ばれる。多くの園芸品種があり、観賞用に庭木・公園樹・盆栽などで植栽される。
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