山地の日当たりの良い場所に自生する多年草。スプリング・エフェメラル(春植物)のひとつ。早春に開花し新春を祝う縁起の良い花とされる。葉は互生し、3-4回羽状深裂する。1-4月に枝先に4cm程の光沢のある黄色の花を上向きにつける。花弁は10-20個つく。日が当たると花が開き、夕方や曇りの日は閉じる。1月1日の誕生花。正月に寄せ植えの鉢が販売される。全草に強心配糖体を含む有毒植物で誤食すると嘔吐・心臓麻痺を起す。国内には、キタミフクジュソウ、ミチノクフクジュソウ、シコクフクジュソウ、フクジュソウの4種が自生する。園芸品種には大輪の福寿海(cv. Fukujyukai)や花色が紅橙色の秩父紅(cv. Chichibubeni)(最後の写真)などがある。
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