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中国原産の落葉低木。国内には、江戸時代初期に導入された。庭木などで植栽される。名前の由来は、花びらがロウのように半透明であることや、旧暦の12月(ロウ[臘]月)に開花することから。高さは1-5m。葉は対生し、葉身は長さ7-16cmの卵形から楕円形、先が尖る。冬に、葉がでる前に、径約2cmの芳香のある黄色の花を下向きにつける。花被片は6-16個。果実は痩果。種子にアルカロイド(カリカンチン)を含む有毒植物で誤食すると痙攣をおこす。ソシンロウバイによく似るが、ソシンロウバイは花全体が黄色で、ロウバイは花の周囲が黄色で中心部は赤紫色。
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