全国の野原や林縁などに自生するつる性の多年草。名前の由来は、秋に熟した果実をヒヨドリ(鵯)が好んで食べるだろうということから。茎はつる状になり、よく分枝し、長さは1-3m。全体が柔らかい毛で覆われる。葉は互生し、葉柄は長さ1-3cm、葉身は変化があり長さ3-10cmの卵形のものや、3-5深裂するものがある。8-11月に葉に対生して集散花序をだし、約1cmの白色の花をまばらにつける。花冠は皿形で5裂し反り返る。果実は径8mmの球形の液果で秋に赤く熟す。全草にソラニンを含む有毒植物で誤食すると頭痛・嘔吐・下痢を起こす。
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