畑地や道端などに自生する一年草。名前の由来は、朝に咲いた花が、昼にはしぼむことで、朝露のようであることからという説、花弁の汁を染色に用いたことからツククサ(着く草)と呼ばれ、それが転訛してツユクサになったという説がある。葉は互生し、葉身は5-8cmの卵形から披針形、先が尖り、基部は茎を抱く。6-11月に1-2cmの青色の花をつける。花弁は3個あり、上部の2個は青色で大きく、下部は白色で小さい。早朝に開花し午後にはしぼむ。古くから、花びらの青い色素はアントシアニン系の化合物で、絞り汁は染料に利用されてきた。葉がツユクサより丸いものはマルバツユクサ(C. benghalensi)、花色が白色のものはシロバナツユクサ(f. albiflora)、薄いものはウスイロツユクサ(f. caeruleopurpurascens)と呼ばれる。
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