周北極に分布し江戸時代に導入された一年草。属名(Papaver)のpapaは幼児に与えるカユ(粥)のことでケシの乳液に催眠作用があることから粥に混ぜて幼児を寝かせたことに因む。根生葉は、葉身は5-15cmの卵形で羽状深裂する。11-5月に、茎頂に5-10cmのカップ状の4弁花をつける。白色・赤色・橙色・黄色など花色が多く人気が高い。庭園や切り花などで利用される。アイスランドの名前がつくがアイスランド共和国との関係はなく、主にシベリアを中心に分布する。4-5月に国営昭和記念公園で約30万本のアイスランドポピーの花畑を楽しむことができる。
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