中南米原産で江戸時代末期に導入された常緑低木。ランタナ属は熱帯から亜熱帯アメリカに約150種分布する。葉腋に4cm程の半球状の散形花序をだし、小さな花を多数つける。咲き始めは黄色で、次に橙色になり、最後に赤色に変化することからシチヘンゲ(七変化)とも呼ばれる。花壇や公園樹などで利用される。丈夫で乾燥地や荒れ地などにも育ち熱帯各地に帰化している。暖地では周年開花する。主な園芸品種に黄色のゴールドマイン(Goldmine)、オレンジと黄のラディエーション(Radiation)、淡紅と黄の(Feston Rose)などがある。ランタニンを含む有毒植物で未熟果実は誤食すると嘔吐・下痢を起こす。
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