南アフリカ原産の球根草。国内には、江戸時代末期に観賞用に導入され、現在は、本州、四国、九州で野生化している帰化植物。地下に鱗茎と太くて長い根がある。高さは20-40cm。根出葉は3小葉、葉柄は長さ20-30cm、葉身は径3-5cmの円形から倒心形。7-11月に葉腋から長い花柄をだし、径約3cmの淡紅色の5弁花を約10個、散形につける。雄しべは10個、葯は黄色。果実は刮ハ。良く似る仲間には、イモカタバミやムラサキカタバミがある。それぞれの特徴は、ハナカタバミは花が大きく、中心は淡緑色で葯は黄色、ムラサキカタバミは中心の色が淡黄緑色で葯は白色、イモカタバミは中心部が紅紫色で葯が黄色。
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