ブラジル南部・アルゼンチン原産で明治時代末期に導入された常緑低木。名前は、バン(蕃=外国)から導入され、マツリ(茉莉=ジャスミン)のようなニオイ(匂い)があることから。葉は互生し、葉身は4-10cmの楕円形。4-8月に枝先や葉腋に4cm程の芳香がある花を集散状につける。花冠は5裂する。芳香は夜になると強くなる。花色は咲き始めは紫色、数日で白色に変化していく。庭木や公園樹などで植栽される。同属には、花や樹高が大型のオオバンマツリ(B. pauciflora)、樹高が30cmほどのバンマツリ(B. uniflora)、花色がクリーム色のアメリカバンマツリ(B. americana)がある。
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